ざっくりと半年を振り返る。
空港で置引きに注意のアナウンスが流れている。
置引きをする人ってどんな人なんだろう。出来心では、なかなかやらないよなぁ。計画的にやりそう。そしてわざわざ空港まで来るってことは、移動手段を確保するだけのお金や車なんかは所持しているんだろうな。
だとしたら、学生のカバンとかじゃなくて、金持ってそうな人のを狙うんだろうか。
航空警察って、普通の警察と何が違うんだろう。名前だけ聞くとちょっとかっこいいよな、なんか、みんな戦闘機操縦できそう。
…そんなことをボーッと考える待機時間。
半年ぶりの帰省。なんだか、すごく嬉しい。
早く帰って、天井の高いリビングで猫を吸いながら大の字になりたい。
この半年間に想いを馳せる。
今通っている大学は、場所的にもっと自然が身近だったり、気軽にフィールド観察ができると思っていたのだけど、ちょっと思い違いで。
確かに都心に比べたら、市街地にも自然はあるし、探せば身近な生き物が見つかるのかもしれないんだけど、もっと雄大な山脈をみるなら車必須というか…。チャリでも、半日あれば行けそうだけどそもそも時間が作れないというか…。
とにかく、「遠い地に来た!」感が薄くて、大半の時間は内に籠っての孤独な作業だから、リモートでもできるなぁ、と思ってしまった。
もちろん、調査はその土地でしかできないのだけど。
入学して初めの3、4ヶ月は、大学と家の往復しかしていなくて、気が狂いそうになった。
土地勘が無いからさっと計画してどこか行くとかもできないし。。
そもそも、興味のない必修授業が多くて、毎週レポートが出るからそんな時間取れないし。
なんで、自分の専門は必須授業にないの?まったく自分の研究にかすりもしない、興味ない授業ばかりが必須で、うんざりした。
研究室には殆ど人が来なくて、コミュニケーションが取れないのも辛かった。
研究がしたいなら環境が大事だと思って頑張ったのになぁ。これなら仕事しながら空いてる時間に一人孤独に研究するのと変わらないじゃん。キツさだって変わらないし。って少し思ってしまった。
そして教員の理不尽な態度にはかなり困惑、物凄くがっかりしてしまった。
学生の時のあの、寝るのも食べるのも忘れるくらい研究にのめり込む感覚はなんだったんだろう。やっぱり研究テーマが関心なさすぎるからかのかなぁ。
がっかりしたのは、教員にではなく、これまでの苦労が報われない感覚にがっかりしているのだろうか。どこかで高い期待を持ってしまっていたのだろうか…。
これ、留学だったらもっと悲惨だったかもな。
うーん、こんな調子なので、全然ハッピーでは無いです。楽しい研究生活とは言い難い。
今朝、空港行く前に大学寄ったら、調査場所が工事現場と化していて、バリケード貼っているにも関わらず、鉄骨が無惨に入ってきて調査場所少しダメージを受けてたし。
夏も被害に遭ったばかりなのに。
こんなに天気を気にしたり、周りの状況を気にしながら、はらはら気の休まらないことをするのが研究なんだろうか。
室内実験だったらまだよかったよなぁ、まだ失敗も受け入れられるというか。。
予想ができないことが多すぎて、精神的負担が凄い。でもこれが研究ってやつ?なの??
…取り止めのない事を書いてしまった。
とりあえずリフレッシュ&リセットしてこよう。
二学期も不安いっぱいだけど、まずは束の間の休みを満喫しよう!