うなぎの記

生きるのがド下手くそなうなぎの日記

みんな自分の都合で言っているのだから。。

“エスカレーターは立ち止まって乗って” 初の条例施行へ 埼玉 | NHKニュース

数年前、FBで知り合い同士がエスカレーターを歩く人について文句を言い合っているのを見たことがある(今なら、これが噂のエコチェーンバー現象ってやつかぁ)。

そのやりとりを見た当時の自分は、歩くの肯定派だったので、黙って読み流したのだった。多分、同じフォロワーが何人かいるんじゃないかなぁ、と思ったりした。

 

当時は、なんて言ったが、サラリーマンを辞めた今でもこの条例には賛成できない。

サラリーマンの朝は辛い。

通勤時間帯の乗り換えは、確かに健常者でささっと早く行動できる人でないと移動が難しいと思う。

毎朝毎朝、同じコンディションの人なんていない。それでも習慣や外部要因による拘束を使って、自分の気持ちを宥めつつ、時間に間に合うように通勤しているのである。
ほとんどの人はギスギスしているし、早くこの場を移動したい。
日本人はお行儀がいいから、どんなに自分が急いでいても、エスカレーターの歩くレーンと立ち止まるレーンは綺麗に守るのだ。これで良いじゃないか。

それでも事故が多いというのなら、それはどのくらい?

約9年間、通勤電車に乗り続けた身としては、事故にあったことなど一度もなかったのだが。

せめて、通勤時間帯は許して欲しいものである。

それならもっと早く家を出れば良いだろ、職場の近くに住めば良いだろ、リモートワーク、フレックス、、、そんな意見も聞こえてきそうだ。
みんないろんな事情で電車通勤を選択し、一生懸命通勤しているのである。そんな考えで容易に片付くことではない。というか、話が逸れる、いやこういう意見があるとしたら本当に愚問だな。

ちなみにFBで反対を主張しあっていたのは、子持ち主婦と、田舎で車通勤のサラリーマン。

ま、みんな自分の都合ファーストで言っているのだ。本当にキリがない。

 

それでも、本当になんとかエスカレーター事故を減らしたいなら、これはエスカレーターのルールをなんとかするだけではダメだろう。みんなわかっていることだと思うけど。急ぐ、事故がおこる背景には、別の要因があるのだから。

これを解決するには、リモートワークを広めたコロナのような、どでかいインパクトがないとダメなのだろうなぁ。条例で縛るところから初めて、「じゃあ立ち止まっても会社に間に合うよう、会社の勤務形態を合わせて変更しましょう」なんてところはほとんどないだろう。